田中正造と南方熊楠
- 未分類
- | トラックバック(0)
- | コメント(2)
ちょっと前に、NHKでこの二人を取り上げていた番組を見ました。
田中正造については、確か、中学校?の教科書にも載っていたような記憶がありますが、足尾鉱毒事件の解決に尽力した人という程度、南方熊楠については、生物・博物学者だったかな?と言うくらいしか、知りませんでした。
番組では、田中正造は、被害住民の救済のため、国会議員を辞め、命がけで東奔西走した様子を伝え、彼の言葉を紹介していました。「真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」
現代にも通じると言うか、今まさに肝に銘じなければならない教えだと思います。
南方熊楠については、自由奔放に行動する博物学・生物学・民俗学として、世界を放浪したり、原生林を巡ったり、その奇才ぶりには驚きました。「宇宙万有は無尽なり、・・・」と、こちらも素晴らしい言葉を紹介していましたが、その場でメモが間に合いませんでした。
南方熊楠について、もっと詳しく知りたくなったので、図書館から借りて、今、2冊目を読んでいるところです。いや〜、こんな人もいるのかと、ぶったまげますね。世間体など一切気にせず、研究のために、食うものも食わず、寝る間も惜しみ、組織に属さず独学で、研究に没頭する姿は、常人の理解の範囲を超えていますね。そして、何ヶ国語も操り、昭和天皇にも進講(天皇に講義すること)して、その研究は本物だったんですね。ただ、身近なご家族は、たいへんだったようです。人の好き嫌いも激しかったようで、やはり奇才だったんですね。
メモできなかった言葉が載っていました。
「宇宙万有は無尽なり。ただし人すでに心あり。心ある以上は心の能(あた)うだけの楽しみを宇宙より取る。宇宙の幾分を化しておのれの楽しみとす。これを智と称することかと思う。」
すごい言葉ですね。研究の果てに、悟りの境地に達していたのかもしれませんね。
- [2012/01/28 22:45]
- 未分類 |
- トラックバック(0) |
- コメント(2)
- この記事のURL |
- TOP ▲
コメント
田中正造
偶然にも今、田中正造の本を読んでいます。「赤貧洗うがごとき」(田中正造と野に叫ぶ人々)というタイトルのDVDも購入して観ました。ここまで徹底した生き方が出来ることに驚愕します。しかし、現代こそこうした人物の出現が必要なのではないでしょうか。南方より田中が必要な気がします。文明の発展はもういい、それも万人の幸福に寄与しない文明は。必要なのは倫理だし、持続可能な考え方では。投機的、ギャンブル的な金融の仕組み、経済の在り方こそ問題だと思います。そうした間違った経済の在り方の先に原発もあるのではないかと考え始めています。田中正造が10人、いや100人必要かもしれません。
こんのさん、コメントありがとうございます。
今朝のNHKのニュースで、五木寛之の『下山の思想』という本が、ベストセラーになっていると報じていましたが、世間のみなさんも、もういい加減、経済成長ばかり追っていても、幸せにはならないと言うことに、気づき始めているのでしょうね。たくさん物を作って、お金をかけて広く宣伝して、地球の裏まで大量に輸送して、とにかくたくさん売れば、豊かになる時代は、すでに終わりましたね。
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://masayan1960.blog91.fc2.com/tb.php/871-7a3d28bd
- | HOME |


コメントの投稿